日本企業のグローバル事業展開
担当しているクライアントの9割は外資系日本法人だが、仕事の多くは日本企業の案件であることが多い。大体7割くらいが日本企業かな
最近のトレンドといえば、もっぱらグローバル事業展開に関する案件が多い。特に、進出拠点や事業投資先のガバナンスに関する事柄だ
多くの日本企業はとりあえず進出しましたというレベルは超えて、さてこれからローカル企業を含む他社への競争優位をいかに築くかという状況にあるといえる
こうした状況下では、当たり前だが日系も外資も関係なく、如何にして勝ちパターンを創るかを模索しなければいけないはずだが、日本企業とこうした事案についてディスカッションをすると、必ずと言って良い程、「他の日本企業」の動向について尋ねられる
別にだから、何だという訳ではないが、いつまで国内の延長で海外事業を展開するのかなと思ってしまう。日本企業ばかり意識するのは、そのくらい違和感がある
例えばドイツ企業の日本法人と話していて「他のドイツ企業はどうですか?」と聞かれたことはないし、恐らくこれからもほとんどないだろう。聞かれるとしたら「同業ではどうですか?」くらいではないだろうか
この奇妙な質問が早くなくなるくらい、日本企業のグローバル展開が進行することを切望している
- 作者: 渥美育子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/06/19
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